ダブルタンギング・オクターブなどの吹き方のコツ!サックス編【SHAKE (SMAP)演奏ポイント サックス4重奏版】

タンギング

楽譜が無ければ自分で作れば良いじゃないか!

ということで作った楽譜が

サックス4重奏(カルテット)Ver. SHAKE(SMAP)です。

どうも、サックス講師歴約10年のテイキーです。

今回は、自分で編曲した曲を題材にサックスでの奏法の解説をしていきます。

サックス4重奏(カルテット)Ver. SHAKE(SMAP)

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※編曲・販売・楽曲配信について、株式会社ジャニーズ事務所より許諾を得ています!

今回の授業の目次はこちら

  1. ダブルタンギングについて
  2. オクターブ奏法について
  3. ハーフタイムシャッフルについて
  4. ポップスをカッコよく吹くコツ

以下で詳しく解説します。

1. ダブルタンギングについて

ダブルタンギングのコツは

「ニギニギ」と発音することです。

金管では「トゥクトゥク」で演奏しますが、

サックスは金管と構造が違うので奏法も同じというわけではありません。

筆者自身ももダブルタンギングがなかなかできず、

この発音を教えてもらったときは半信半疑でしたが、

しばらく練習するとなんとできるようになりました。

といっても難易度は高いので、余裕がある人は挑戦してみましょう!

SHAKEではFの間奏部分がダブルタンギングで演奏できる場所です。

ダブルタンギングで演奏すると、

発音の違いが出て、よりカッコよく演奏できます。

2. オクターブ奏法について

今回の楽曲含め、サクソフォンカルテットでは、主にバリトンにオクターブが出てきますが、

これがなかなか難しい!

ゆっくりな場合や往復しない場合は良いのですが、

オクターブを往復する場合、難易度が高くなります。

こんな場合の演奏のコツがあります。

それは、

音量に差をつけて弱い音を真面目に吹かないことです!

オクターブが連続する場合、

基本的にどちらかを強く、もう片方を弱く吹くことが多いです。

⇩良くあるパターン例

弱い音は真面目に吹かず「鳴らなくてもいいや」ぐらいの気持ちで吹くと、結果的にうまくいきます。

SHAKEのバリトンの場合、

オクターブの高い音を強く吹くとカッコよく演奏できます。

3. ハーフタイム・シャッフルについて

ハーフタイム・シャッフル(Halftime Shuffle)はスイング(Swing)のようにリズムを変更する音楽用語です。

スイングとの大きな違いはアクセント部分が基本的には表拍になるところですが、意外にもこれが結構大切で、アクセント部分を意識するだけで曲の完成度がぐっと上がります。

おまけとしてシャッフルとハーフタイム・シャッフルの違いも一緒に載せておきます。

実践的な使い方としては、

  • A・Fなどのリズム等の時はハーフタイム・シャッフル
  • メロディの時はイーブン(リズムを崩さない事)

これで演奏すると、

ノリの違いにより表現に幅が出て面白くなります。

ちなみに

メロディはイーブンだけど伴奏はハーフタイム・シャッフル

なんてのも、むしろアリです。

しかし難易度は高いので演奏メンバーと相談してください。

4. ポップスをカッコよく吹くコツ

コツは基礎練習のロングトーンをしているつもりで吹くことです。

なにを当たり前な事を、と思っている方もいると思いますが、

恐ろしいことに、

自覚なくロングトーン時に減衰させたり、後押ししたりしている人が多いです。

実際の練習では

・ロングトーン時に音量を減衰させない事
・後押しをしない事
・音が動くときに音量を変えない事

この3点に気を付けてみましょう。

※上記の3点に当てはまらない時もあり、あくまでも傾向としてです。ノリの良い曲は上記に当てはまることが多いです。

もちろん、フレーズの終わりは余韻を残すこともしますし、(しないこともある)

音量変化の支持があればそちらを優先しましょう。

また、自分の音を録音して客観的に聞いて練習してみるのも良いです。

まとめっ

今回は筆者の編曲した楽曲を題材に解説してきましたが、

大事なことは他のポップスの曲でも応用できるテクニックがあることです。

ハーフタイム・シャッフルについては指示がない曲もありますが、

原曲を聞いて自分で判断してみても良いですね。

・CAN YOU CELEBRATE?
・め組のひと
・Sir Duke
・夢をかなえてドラえもん

ここらあたりがハーフタイム・シャッフルの曲です。

夢をかなえてドラえもん

はリズムがはっきりしていてわかりやすいですね。

CAN YOU CELEBRATE?

これは場所によってリズムがイーブンに変化して面白いですね。

色々聞いてリズムの感覚を覚えてみましょう。

また、1.2.4.に関しては特に応用が利くので、

時間をかけてでも是非習得してみてください!

では、皆さん良きカルテットライフを!

今回はここまで!

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